どうぶつの森

 どうぶつの森を買うにあたって、色々と悩みに悩んだ。

 

 本当に買っていいのか、そのお金はどこから出すのか、を。

 

 こどもたちは、どちらも「買いたい!」「ほしい!」と言う。Switchのソフトは私の誕生日プレゼントで買ってもらったリングフィットアドベンチャーと、息子(8)の、これまた誕生日プレゼントに買ってもらったポケットモンスターがある。そのほかにもWiiがあるし、パソコンやPS3ではマインクラフトができる。たくさんありすぎてどれかご卒業していただけないかなと断捨離心がうずいてしまう。単純に捨てたいという捨て欲求と使いきれてないという物がありすぎる状態への居心地悪さからである。

 

 そして、うちにはゲームは1日30分というルールがある。このゲームの中にはYouTubeの視聴も含まれる。となると、そんなにソフトやら何やらあってもやる時間がない。

 

 ポケモンをゲットしながら、島を運営するって。しかも1日30分しか時間がない。

 

 持ってるのにできない、という、もどかしい状況になるくらいならもっと時間を費やせることをやった方が楽しいだろう。

 

 しかし、どうぶつの森を実際にやった人や任天堂が作ったYouTube動画をみると、とても楽しそうなのである。心を動かされるのである。

 

 私は、任天堂64で初めてどうぶつの森をプレイして、植林する楽しさのトリコになっていた。綺麗に整えられた並木道を作るのがとてつもなく楽しかった。その何年も前の記憶がこれは楽しいよと囁いてくる。

 

 もう昔の記憶が蘇ってきた時点で私は「買うならダウンロード版だな」と決めていた。

 一応、自称ミニマリストなので何でも物体を省けるならそれを選ぶ。

 

 

 私が迷いに迷っている間、娘が私に提案してきた。

 

 「もし、どうぶつの森買ってくれたらアレ買ってあげるよ」

と。

 

 最初に「ぴ」がついて3文字らしい。何だろう。

 

 まあ、それに釣られて、よし!買おう!とはならないが、「ぴ」って何だろう、とそれは気になった。

 

 そして結局、どうぶつの森はダウンロード版にてデータという形でウチにやってきた。

 財源は、なんやかんやで、こどもたちのお小遣いから。

 

 迷いに迷う優柔不断な私に痺れを切らした息子が娘と結託し、両方のお小遣いを足して買うと言ってきた。

 謎なのが、折半ではなく、息子は約4000円という今持っているお小遣いの全てをつぎ込んだのに対して娘は約2000円の支払いになっていた。息子の方がよりどうぶつの森を望んでいたのだろうか。長く娘と話し合っていたので、娘のワガママにより多く支払うことになってしまったのだろうか。分からないが、2人とも納得しているようだったのでその通りにした。

 

 もちろん、一番多く支払った息子が島の名前などを決めた。

 

 4月23日現在、我が家の無人島は日に日に進化している。家族4人で同じゲームをするのは実は初めてかもしれない。

 

 思っていた以上に夫が夢中になっている。

 

 

 ちなみに、娘が提案したものは「ピアス」だった。

 

 

 

あつまれ どうぶつの森|オンラインコード版

あつまれ どうぶつの森|オンラインコード版

  • 発売日: 2020/03/19
  • メディア: Software Download