よくかむこと いよいよエモーショナル・イーティングから抜けられるか
エモーショナル・イーティング。
時々起こる怒涛の食欲。
買い置きも作り置きもやめた。ミニマリストの方々がよく言っているスーパーが冷蔵庫状態。
それでもなお、姿を現すことがある、厄介なやつ。
でも、それが私の精神的な支えなのである。
しかし、食べた後、横から自分のお腹を見るとラクダのコブのようになっていたり、何かに取り憑かれたかのように食べる自分の姿だったり、その行為に甘んじている自分が嫌で嫌で仕方ない。
やめたいのだ。
精神的な支えは必要なのだが、この方法は嫌なのだ。
エモーショナル・イーティングをやめるべく試行錯誤を続けていた。
紆余曲折を経て、様々な人や本と出会い、その中で徐々に生まれ変わってきたように思う。
そんな中、今回、5日間のファスティングというものをしてみた。
そこで改めて「よくかむこと」の大切さを身を以て知ることができた。
今まで「よくかむ」と言われても、まどろっこしいと思っていた。月並みなこと過ぎて重要だと思えなかった。
でも、体の声を聞きながら、ゆっくりとよくかんで食べることは自分をいたわること(大事にすること)なのだ。
自分をいたわること、はきっとこのエモーショナル・イーティングから卒業するためには必要なものである。
今までの方法は、自分を押さえつけたり、痛めつけたり、そんな方法で食べてしまう自分を攻め立てていた。
それが、この大切の100乗くらい大事な「自分をいたわること」に気づいてからは例え食べ過ぎて詰め込んでしまったとしても許せるようになった。
それを直接教わったのが、ジュリー・モンタギューさん著の
「最高の自分にリチャージする12章」
との出会いだった。
これはエモーショナル・イーティングから卒業する大きな一歩になっているだろう。
エモーショナルではない食べ方をジュリーさんは「マインドフル・イーティング」と言っている。
その食べ方は、とにかく食べ物に関連すること(買い物・調理・盛り付け)から、それを食すことまでに注意を払い続ける、というもの。
最初に読んだときは、あまりにも普通のことでガッカリした。
しかし、今回ファスティング明けの回復食の時、この「よくかむ」というのがとても心地よく感じた。
少しずつ満たされていく、優しく優しく大事な自分へ与えていく。それを体現しているようだった。
図らずも「よくかむこと」の良さを知ることになったのだ。
「よくかむ」というのは大事な自分の体にとって、体内で最大のエネルギーを消費するプロセス・消化活動を助けられる行為なのだ。
とっても体が疲れちゃうことを自分自身が助けてあげる。
新しい感覚である。
ジュリーさんの言葉の意味を、偶然ではあるけど身を以て理解することができて本当によかった。
まだ、この感覚を知って5日目である。
これからどんな風に食との付き合い方が変わるか、楽しみである。