スッキリ大根 with おから

 最寄りスーパーまたたびへ開店早々突入。

 

 お目当ては、見切れているだろうハーフカット大根。100g20円の大根がお値段ハーフで見切れていた。

 いそいそと買い物かごに入れる。買い占めてしまっては後の人に申し訳ないので少し残して、次の見切りコーナーへ。

 

 そこには、ズラリとお値段ハーフ商品があった。しかし、要るものがなかった。練り物や惣菜が多かった。

 でも、よく見てみると「おから」が見切れていた。見切れて50円になっていた。300g入りである。

 まぁ、「おから」は見切りコーナーではよく見かける。おからはなんやかんやで食べにくい。卯の花が今夜のメニューに入っている人か、おから蒸しパンダイエットをしている人かしか買わないだろう。書いていて「おから」がちょっと可哀想になってきた。

 

 しかし、「おから」は別に調理せずとも食べられる、と思う。というか食べられる。

 モサモサ・味気ない。でも、あの吸水力・胃をどんどん埋めていく感じ。なかなかない食べ応えである。

 

 よし、今日の主食はこれだ!(自分の)

 

 今回の買い物は、ゴマ以外全部見切れていた。とても調子がいい。

 食品ロス問題と家計節約へアプローチすることができた。でもエコバックを忘れていた。

 なんてこった。プラ削減運動と家計節約が・・・。単品ならそのまま持って帰ることもできただろうが、見切りハーフ大根その他、ちょっと持てない。

 

 

 

 帰宅後、見切りハーフ大根の今回購入分約60%を「スッキリ大根」にした。

 

 そして、「おから」である。

 どうやって食べようか、とそんなことは考えずにスプーンでモサモサしていた。

 胃が埋まる。

 少しだけ出汁を加えてみた。「スッキリ大根」の出汁である。

 それは、膨張した「おから」になった。

 

 次に愛飲している青汁の粉を混ぜてみた。やはり「おから」は飽きるのだ。

 そしてそれは、「みどりのおから」になった。

 大豆の故郷に行った気分になった。

 

 何かないかなぁと探していたら「ふりかけ」がいた。

 ご飯もそのまま食べずに「ふりかけ」に頼ると進む。「おから」もそうじゃないかなと思い、やってみると本当にそうだった。

 青天の霹靂である。

 

 

 このことを夫に話してみると、笑っていた。「一度食べてみなよ」と言いたかったが、多分食べないだろうな。

 

 その日の夕食に、見切りハーフ大根入り・とても良い味噌を使った味噌汁を出した。

 「美味しい」を3つ貰えたので家族のQOLは上がった、だろう。

 

 

 「スッキリ大根」はさすがに作りすぎたようだった。

 私の食べる様子を見ていた娘のぷいにあげてみたところ、「また食べたい!」と言ってくれた。嬉しい。

 大根はそこまで高くならないし、食物繊維も豊富。調理方法も色々ある。

 大根を好きになればきっと将来役に立つだろう。